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意外と多い微量要素欠乏・液体微量要素複合エムセン
 以前はヤノネカイガラの防除に硫酸亜鉛が使われていましたが、最近では殺虫剤が一般化しました。ボルドー液(硫酸銅+石灰)の使用量も減っているようです。
 渡辺和彦氏(元兵庫農技セ・現東京農大客員教授)は、著書「ミネラルの働きと作物の健康、農文協刊」の冒頭で日本の野菜に含まれるミネラル(微量要素)の含有量が減少していること、有機物の施用によって微量要素の吸収が阻害されている例があることを指摘しています。
 土壌への有機物施用によって銅吸収が阻害されること(渡辺ら:2003)、麦の銅欠乏対策に銅の葉面散布が効果的なこと(道立十勝農試技術体系化チーム:2004)が明らかにされています。未熟有機物の施用はマンガンの欠乏が助長されること(渡辺:2003、2006)等も報告されています。近年畑土壌に見られるリン酸過剰も、リン酸自体による過剰症は少なくても、微量要素の吸収阻害や病害の助長といった形で現れていることは周知の事実です。アブラナ科野菜のホウ素欠乏が頻発していることは誰もがご存じのことと思います。
 最近の研究では多くの微量要素と病害発生に深い関わりがあることが分かり、微量要素の葉面散布が病害発生を軽減することが分かっています。葉面散布による病害軽減については、Web資料館の「肥料の葉面散布v2.20」にも解説しています。
 肥料の葉面散布v2.20のダウンロード

 産業技術総合研究所で行われた全国の土壌に含まれる金属元素含有量調査の結果を見ると、特に東日本に微量要素含有率の低い地域が多く分布していることが分かります。北海道普通畑の2割は亜鉛または銅が不足、8〜26%ではマンガンが不足していることが指摘されています。
 産業総合研究所・0.1N塩酸抽出の全国地球化学図
 生産者の多くが果樹などの品質向上に "総合微量要素材" の葉面撒布が効果的なことを経験しているようです。微量要素は、その吸収量が一般的にごく微量であり、目立った欠乏症は発症しにくいと考えられます。欠乏症の発症は、土壌中における含有率の低下よりもpHなど様々な土壌条件の変化によって起こることが多いとされています。一方で、不用意な微量要素肥料の土壌への連用は過剰害を出すことがあることも指摘されています。土壌施用と葉面散布の効果を比較したときに、微量要素類の相対的有効度は葉面散布の方が圧倒的に高いことも知られています。すなわち、土壌に施用するよりも葉面散布した方が少ない量で効果を上げることが出来ます。総合微量要素液肥の低濃度葉面撒布では過剰害の心配がほとんどなく、潜在的な欠乏対策や収穫物の品質向上に効果的であるとされています。反面、欠乏症の治療効果は薄いとされています。
 微量要素に限らず、養分要素の欠乏が発生してから慌てても、元に戻すのは困難なことも多く、日頃から総合的な対策をたてておくことが必要です。"総合微量要素液肥エムセン" を数回葉面撒布することは、潜在的な欠乏を予防し、品質アップにも効果的ですので、是非一度お試しください。
 作物による微量要素に対する感受性について愛知農総試の加藤氏が取り纏められた結果を下記(表3)に引用させて頂きました。参考にしてください。
  葉面散布と土壌施用の相対的肥料有効度

エムセンの保証成分
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表3 作物の微量要素に対する感受性(加藤)






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