若手マネージャーの挑戦

海外事業本部

K.O.
(2005年入社)

業務内容

――韓国への輸出事業を数年前から開始。

海外事業本部の売上げは年々伸長しており、売上げ42億円を達成しました。主な取引先は中国で、肥料の原料となる鉱石を加工したものや化学品などを輸入し、自社工場で使用したり、商社業として他社へ販売をしています。中国の他にも、インドネシアやベトナムから農業資材を輸入・国内で販売。

そして数年前より韓国への輸出事業もスタートしました。きっかけは、当社ホームページを見た韓国商社からのメール。韓国の農協に向けた液体肥料が欲しいとのことでしたが、70年以上の実績がある当社にメイド・イン・ジャパンの高品質を求めて連絡してこられたのです。それなりに知名度が上がったのか、突然韓国企業から新規問い合わせの電話が来ることも増えました。

エピソード

――過去の経験にとらわれず、頭を柔らかくすることが重要。

韓国の商社と取引して痛感したことは「日本国内の常識は通用しない。国民性や文化、経済状況、農業のあり方などを丹念に研究することが必要だ」ということでした。日本国内の常識では「この作物の肥料はこう」と考えていても、韓国では「より早く成果が現れるもの」「より見栄えのよい立派な実ができるもの」が求められ、肥料の内容をカスタマイズする必要があったのです。

包装材に印字するコピーの表現についても考えの相違が発生。このままでは駄目だと一度自分の常識を放棄、独自に韓国マーケットを徹底的に調査し、対等な立場をキープしたままで根気強く議論を繰り返しました。それだけに、お互いが納得できるものを製造でき、無事納品できた時は何とも言い難い爽快感がありましたね。長年、輸入業としては中国や他の国からイニシアティブと取ってこれたという自負がありましたが、輸出案件のように現地市場にダイレクトに食い込むには「まず自ら懐に飛び込む」という、貿易業の基本を改めて見つめ直しました。

エピソード

――自分の仕事が、アジアの生産者の暮らしを豊かに。

ビジネス上では、相手国のことをまだまだ勉強する必要があると思い知らされましたが、家族を大事にする文化はアジア共通の特徴のようで、食事中にはお互いの家族の話で盛り上がり、グッと親近感が増しました。グラスを交わして「コンベ!(乾杯)」と一気にお酒を飲み干す事も、中国やベトナムでも変わりませんのですぐに馴染めました。どんな国でも当たり前のように酔っぱらっている自分がちょっと怖いですが(笑)。

一方でその国に馴染んでくると感じてくるのが、私達の持つ技術により、アジアの農業の発展に貢献できていること。そして生産者の方々の収入がアップし、豊かな生活に導くお手伝いができることは、とても社会的意義の大きい仕事だと。この誇りが、辛い事があっても撥ね退ける原動力になっていると思います。

後輩へのメッセージ

韓国での輸出事業の成功を受け、当部では今後、人口増加に伴う食料需要の増加が見込まれるベトナム、インドネシア、ミャンマーなどにおいても事業拡大を図っていく予定です。現在は、各国のマーケティング調査を行っているところ。5年~10年後を目処に、ビジネスを軌道に乗せていきたいと考えています。

輸入業と比べてまだ実績の少ない海外向けビジネスですから、全てが誰も経験していないことばかり。失敗することが当たり前です。そう考えれば年齢、役職に関係なく挑戦できるチャンスの大きい事業だと思います。勿論、新入社員の皆さんにも、むしろ余計な常識に囚われないフレッシュな皆さんだからこそトライしてほしい。失敗しないようにと小さく収まるのではなく、どうせなら社内会議で話題になるくらいの大きな失敗をして成長していってほしいですね。当部の社員は、皆おおらかで明る過ぎるくらいの人ばかり(笑)失敗談なんて皆で笑い飛ばしてしまいますし、そんな仲間を心より歓迎します。
更なる多角展開はこれから。来たれ海外事業本部!
未開拓の地で新たな勝負をしてみたいという新しいチャレンジャーをお待ちしています!