製品紹介

セルエナジー/エクストラターフ

ビール酵母細胞壁成分配合液肥

●お知らせ

鉄入りにリニューアルを行いました!(2024年3月4日)


●本肥料の特徴

①ビール酵母細胞壁由来成分を配合

・本肥料はアサヒバイオサイクル社様と共同開発した「ビール酵母細胞壁成分」を配合した液体肥料です。

・ビール酵母細胞壁を高温・高圧処理することで、含まれる「β-グルカン」と呼ばれる多糖類が適度に切断され、断片化されます(図1)。

主成分は酵母のβ-グルカン断片

図1 ビール酵母細胞壁からのβ-グルカン断片の製造方法

・病原菌に感染した植物は病原菌の菌糸を分解しようとし、病原菌の細胞壁に含まれるβ-グルカンが裁断された断片が生成されます。β-グルカン断片によって植物は傷害応答シグナルを全身に発信し、病害抵抗性を高めます。病原菌のβ-グルカンと酵母のβ-グルカンが似ているために、酵母細胞壁の断片を与えても、病原菌に感染したときと同様な反応が植物で起こります。 酵母のβ-グルカン断片を植物の葉や根に触れさせると、植物体の病害抵抗性が一時的に向上ます。その後、傷害応答物質は減少しますが、かわりに生長ホルモンの生成など様々な生理活性が向上します。これにより発根や根活性の向上など生育促進作用が確認されています(図2)。

図2 ビール酵母細胞壁成分の効果発現のメカニズム

 

②根圏肥料・葉面散布に適した液体肥料「セルエナジー/エクストラターフ」

・ビール酵母細胞壁成分「β-グルカン断片」を根圏や葉に直接施用しやすいように液体肥料化した製品が一般農作物用の「セルエナジー」およびスポーツターフ用の「エクストラターフ」です。

・適期に植物体に施用することにより、発根促進・生育向上の効果を得ることができます。

・また、セルエナジーおよびエクストラターフを施用することで植物体の鉄吸収能の向上土壌の酸化還元電位の低下に伴う鉄の可溶化が起こるなど鉄資材の施用効果を高める作用があることが研究により明らかになりました。そこで、セルエナジーおよびエクストラターフに鉄を加えた形でリニューアルをおこないました。


●推奨施用方法・施用効果事例

①セルエナジー

a.土壌灌注:原液80-120mL/10aを十分な水量で希釈、灌注

b.葉面散布:1000倍希釈液を100~200L/10a散布

※アルカリ性・無機石灰含有の農薬・液肥、ホルモン剤との混用を避ける

c.苗浸漬:1000倍希釈液に苗(苗箱)を浸漬

d.施用事例:

水稲:5葉期に原液200mL/10aを水口から流入施肥により、発根促進を確認(写真1)

 

②エクストラターフ

a.灌水・葉面散布:1000倍希釈液を1~2L/m2散布

b.施用事例:

芝草(ゴルフ場):原液0.2g/m2散布により、発根促進を確認(写真1)


●成分・製品カタログ

 

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